挽きたて抹茶で野点を楽しむアウトドア体験@埼玉県 飯能市

抹茶マシンをつかって楽しむ野点体験

 

 

みなさんはどこで、抹茶マシンをお使いですか?

おそらくキッチンやダイニングに置いておられる方が多いのではないでしょうか?

そして一度、置き場所を決めてしまったら、その抹茶マシンは、そこで使うもの…って無意識に思い込んでいませんか?


先日、抹茶マシンを野外へ持ち出し、屋外で抹茶を楽しむ野点(のだて)を体験してきました。
   
あえて自然の中で抹茶マシンを使い、挽きたての抹茶を楽しむのはとても新鮮なアウトドア体験。
最高にリフレッシュすることができました。


そのガイドをしてくださったのが、埼玉県飯能市を中心にアウトドアワークショップの活動をされている小幡さんと松崎さん。アウトドアの達人のお二方です。


東京都心から車で70分(のはずが、なぜか渋滞にあい、もっと時間がかかったのですが…)の埼玉県飯能市へいってきました。飯能市の特産品には、西川材と呼ばれる材木があるなど、とっても自然豊かな場所でした。


河原でお抹茶
川原で抹茶を楽しもう

そもそも抹茶マシンを外で使うってどういうこと?と思いますよね。

抹茶マシンは約2キロ。片手でカンタンに持ち運べちゃう。さらに、消費電力も30Wなので、小さなポータブル電源があればどこでも動かすことができるんです。


川原にテーブルとイスを広げ、マシンをポータブル電源につなげばセット完了。あとはボタンを押すだけで、誰でも抹茶が楽しめるというお手軽さ。

アウトドア茶道_河原で抹茶体験
なんと小幡さんは、西川材の端材をつかって、CUZEN MATCHAオリジナル銘々皿まで作ってきてくださっていました。感動!

 

自然の風や鳥の声を聞きながらいただく挽きたての抹茶の香り。木々の緑とリンクするような、挽きたての色鮮やかな抹茶。

控えめにいって、最高のマインドフル体験でした。


抹茶は「風に弱い」問題


実は一点、抹茶マシンには弱点があります。

ボタンを押せば、ウィーンと臼が動き出し、挽きたての抹茶(粉)がパラパラと落ちてくるのですが…そよそよとかすかに吹く風でも、細やかで繊細な抹茶パウダーは、もろに影響を受けてしまい、まっすぐにカップの中に落ちずに飛んでいってしまうんです…


せっかく挽かれた貴重な抹茶(粉)が風でとんでいってしまうことに気づき、あわててマシンの背面を紙でふさいでみました。片面を閉じるだけで、風問題は対策できるので、ぜひお試しください。

 

抹茶体験_河原で野点(飯能市)

もし普段、エアコンの風や窓からの風で粉が飛んで困っている方は、ぜひ背面を紙などで封じてみてください。片面を閉じるだけで改善されますよ。



森のステージで野点に挑戦


場所を移動し、次は山の中へ。
しばらく歩くと、少し開けたスペースが現れました。

山のコンサートホール

 

 

ステージのようなウッドデッキと、山の傾斜にそって客席となるベンチが広がるスペースに到着。


今回は、このウッドデッキをお茶席会場に見立てて、セッティングしました。(ちなみにもうすぐこの森のウッドデッキでコンサートを開く計画もあるそうです!)


まずは今から点てる抹茶(粉)を、碾茶(てんちゃ:抹茶用の茶葉)から抹茶マシンで挽くことに。

挽きたての抹茶

粉だけモードの際は、どんな容器でも使えるってご存知ですか?
おなつめを抹茶マシンの台座に置いて、茶葉を挽いてみました。ダマをとるために、茶こしでこす必要もなく、あっというまに準備完了。これ、かなりおすすめです!

抹茶は、一度封をあけると、早く使いきらないと、どんどん黄色っぽく茶葉の色が変化してしまうけれど、挽きたての抹茶は香りも高く、色もとてもキレイで便利。いつでも新鮮に抹茶を楽しむことができます。

この日はなんと、地元でとれた大きく立派な栗を小幡さんが渋皮煮にしてくださっていました。

森の中でのお茶会

実はこんな本格的に野点を楽しめると思っておらず、とっても気楽に参加してしまっていたのですが、お菓子をいただき、挽きたての抹茶で点てたお薄をいただき、至福の時間となりました。


気候的にもとても気持ちの良い秋晴れにめぐまれ、森の中で木々に囲まれていただくお抹茶は格別でした。


なければ作ろう!即席 小枝でつくる「ようじ」と「お箸」


実は…お茶席の準備をしている時に、渋皮煮をとるお箸や菓子きり(ようじ)がないことに気づいたのですが…さすがアウトドアの達人。ささっと山の中で小枝を見つけ、ブッシュクラフトナイフでささっと、お箸とようじを即席で作ってくださいました。

DIY_小枝でつくるお箸とようじ

これぞアウトドア!と妙に感動し、この日一番の感動ポイントとなりました。



 

試してみた! 抹茶マシン VS 手挽きミル



ボタンを押せば、茶葉を挽いてくれるCUZEN MATCHAの抹茶マシン。果たして、それってどれほどすごいことなのか?ちょっと気になったりしませんか? 


普段、豆を挽くところからコーヒーを楽しまれている松崎さん。なんと5万円もする高級手挽ミルをお持ちでした。


そこで、今回CUZEN MATCHAの抹茶リーフ(碾茶)を使い、手挽ミルでも、同時に茶葉を挽いてみました!

コーヒー用手挽ミルで抹茶を挽いてみた


抹茶マシンだと2分で1.5gの抹茶を挽いてくれるため、その日に使う分量だけささっと直前に挽けちゃうのですが、手挽きミルは一生懸命ハンドルを回しても、挽けてるのか心配になるほど手応えがない。


ずっと回していると手が疲れるので、右手でまわしたり、左手でまわしたり…正確には時間を測ってはいなかったのですが、20-30分まわしてくださっていたでしょうか?2人分の抹茶を挽くのに、ずいぶんと時間がかかりました。


期せずして、抹茶マシンの「挽く」パワーを体験でき、「抹茶マシンやるな!」を感じられてうれしかったですw


アウトドア抹茶体験

「外で使ってみたいな…」というアウトドアの達人ならではの発想に、「やってみましょう!」と挑戦してみたわけですが…。アウトドアに、わざわざ抹茶マシンを持っていくという、今まで思いつきもしなかった体験をしたことで、これまでの固定概念がすっぱーんと弾け飛び、もっと自由な発想で抹茶マシンを使ったら楽しいのかも!なんて急にワクワクしてきました。


スタッフの間で盛り上がったのは…



・マンションのパーティルームやレンタルスペースで集まり持ち寄りパーティをするときに、抹茶マシンを持参し、その場でそれぞれ飲みたいドリンクを作れるようにしたら盛り上がりそう♪


・お正月に、天ぷらパーティをするので、挽きたての抹茶で抹茶塩を作ったら、テンションあがりそう!


・親戚の子どもたちが集まるので、そこに抹茶マシンを持参し、抹茶アフォガートにしたら喜ばれそう!


などなど、いろんなアイデアが湧いてきました。

これから人が集まることが増える年末年始。いろんな楽しみ方で、みんなで盛り上がれると楽しいですよね。


もちろんアウトドアで野点もおすすめです。ぜひ挽きたての抹茶の香りを自然の中で思う存分楽しんでみてくださいね。

当日の様子を、インスタグラムでは動画でご紹介しています。
見ているだけで癒されますので、よかったら動画でもお楽しみください!
動画はこちら>>

<おまけ>

わたしはこの日、生まれて初めて木になっているキウイを見ました!
キウイがなっているところなんて見たことがなかったので、自分の頭の上になるキウイを見て大興奮。思わず写真を撮ったので、おまけでみなさんにもご紹介しますね(笑)

木になるキウイ