-Our goal-

全工程にサステナビリティを

有機茶葉の栽培は、栄養価が高く豊かなうまみをもつ茶葉を育てるだけでなく、私たちが共生する地球環境への配慮につながります。


”土”から築く

無農薬・無化学肥料でのお茶づくりは"土づくり"から始まります。自家製堆肥と有機肥料によって、地中の失われた栄養素を補給し、茶の木を育てます。それら栄養分は、 1年をかけて地中の微生物が分解し、植物が吸収しやすい栄養分に変えてくれるのです。

また、茶畑の周りを囲う木々が強風や他農家の散布する農薬などから守ってくれます。さらに、野鳥や肉食の虫などがお茶にとっての害虫を食べてくれるなど、人と大地の力でおいしいお茶づくりをおこなっているのです。

熟練の技

茶の有機栽培は非常に難しく、さらに収穫前に覆いをかぶせて育てる碾茶(抹茶を挽く前の茶葉=抹茶リーフ)のオーガニック栽培は全国でも稀少なものです。生産者は一年を通し、地中の水分量、地温、気温、日照時間などを把握し、細心の注意を払いながら強い樹をつくります。
 
 収穫前に、3週間以上覆いをして日光を遮ぎられた茶葉は、テアニン(アミノ酸) を多く含み、より甘くうま味の強い茶葉に仕上げられます。

高品質な茶葉と文化を守る

 無農薬・無化学肥料で春にしっかりと収穫するためには、一年通し、季節ごとの変化や、茶畑のコンディションを見極めるなど、熟練した生産者が真剣に「茶」と向き合い、茶畑とコミュニケーションがとることが必要です。
しかし日本では、安価な茶葉の需要が増え続け、大切に育てられた高品質な茶葉の需要は年々減少し、荒廃茶園が増えている現状があります。

わたしたちは、お茶の生産者と協力することで、茶農家の経済的な安定を維持し、美しい茶畑や丁寧なお茶の生産技術と文化が失われることがないように努めています。

今後に向けて

 私たちはまだ走り始めたばかりの小さな一企業に過ぎませんが、より持続可能で公平な循環を促進するために、世界で高品質なお茶の需要を創りつづけます。そして、これからも情熱をかけて有機栽培で茶を育ててくださる生産者と協力し、日本の茶産業のより良い未来の発展に貢献します。さらに、茶葉から楽しむ新しい抹茶スタイルを提案を進めることで、ペットボトルゴミや包装廃棄物の減少にも努めていきます。